はぐれゲーム随録

スマホを機種変更したので、ソフトウェアトークンを新スマホに切り替えようとしたのですが、その途中でしくじってしまいました。
そのせいで 24 時間ソフトウェアトークンなしで過ごす羽目になり、折角の週末がモヤモヤした気分のものになってしまいました。
幸いなことに実害としては便利ツールの無料ジェムを20ジェム(トークン適用分)損しただけなので大したことはなかったのですが…

まあ、同じような失敗をする人はまずいないと思いますが、一事例として記事にしようかと思います。

■ ソフトウェアトークンのスマホ切り替えの手順

どのような失敗をしたかの前に、機種変更時の前スマホから新スマホにトークンを切り替える手順を書いておきます。

1. スクウェア・エニックス アカウント管理システムで前スマホのトークンでログインする
2. ソフトウェアトークンの解除手続をする
3. スクウェア・エニックス アカウント管理システムにトークンなしでログインする
4. ソフトウェアトークンの登録手続をする
5. 登録手続きが終わるとアカウント管理システムから登録パスワード送付メールが発信される
6. 新スマホにソフトウェアトークンをインストールして起動する
7. 起動したら「スクウェアエニックスID」「生年月日」「登録パスワード」(手順 5.のメールに書いてある)の 3 つを入力
8. 上記の 3 つが正しければ登録完了
9. スクウェア・エニックス アカウント管理システムに新しいトークンでログインする
10. 強制解除用パスワードも新しくなっているので控えておく

8. の時点で登録は完了ですが、強制解除パスワードの控えもこの際取っておくのが良いです。
万が一の場合に必要になる場合があります。

■ 切り替えの何を失敗したのか

前のスマホの登録解除は問題なくできました。
しかし、新しいスマホでの新規登録で失敗しました。

で、何を失敗したのかというと、「スクウェアエニックスID」「生年月日」「登録パスワード」の入力に時間が掛かりすぎてしまったことです。

登録パスワードはスクウェア・エニックス アカウント管理システムでの登録手続完了時にメールで通知されるのですが、Webサイトで登録完了してから 1 時間以内にこのメールに記載されたパスワードをソフトウェアトークンに入力する必要があります。
1 時間を過ぎると有効期限切れでトークンの登録はできません。
再度登録をやり直す必要があります。

ここでやらかしてしまっていたのは、アカウントに登録していたメールアドレスが普段使ってないものだったことです。いざ登録パスワード送付メールを見ようとするとメールサーバに13,000件ぐらいのメールが溜っていました。
大半はスパムです。

送付メールを見るには、このスパムも含めて全部PCにダウンロードする必要がありました。このダウンロードの長いこと… 結局、全部をダウンロードするのに 1 時間半も掛かってしまいました。
ダウンロード後に登録用パスワードを入力したのですが、当然のように有効期限切れで登録はできませんでした。

■ で、なぜ 24 時間もかかったのか

有効期限が切れていたのなら再度登録すれば良いのかと再度登録しようとしたのですが、エラーで登録ができませんでした。

アカウント管理システムの仕様として、一度登録パスワード送付メールを送信すると、24 時間は登録パスワード送付メールを再度送信しない仕組みになっているようです。

なので、登録失敗から 24 時間は再登録できません。
仕方ないので、24 時間はトークンなしで過ごすことにしました。

■ 再登録するまでどうしていたか

24 時間トークンなし程度だったら垢ハックされる可能性はそんなに高くないのではないか？と思わなくもなかったのですが、万が一でも垢ハックされると困るので以下の対策を取りました。

• メールアドレスを変更する
• パスワードを変更する
• キャラクターの財産を別アカウントに移動する

できることは高が知れています。ソフトウェアトークンの有難味が改めて良く分かりました。

幸い、乗っ取られることはなく冒頭に書いたように便利ツールのデイリーボーナスの 20 ジェムの損害だけで済みました。

■まとめ

使っているメールについては特殊なケースで同じような目に遭う人はほぼいないと思いますが、以下の点には気をつけた方がいいかと思います。

• スマホでのトークンの登録は Web 登録から 1 時間以内に済ませましょう
• 1 時間の有効期限が切れたら、次の再登録には 24 時間待たされるようです

なお、無事ではあったものの今回の件で多少は動揺していたのか、スクショは一枚もありませんw

ピラミッドのブローチ、アンクの出現割合を調べてみました。



ver 3.3 でピラミッドの秘宝に以下の変更が加わっています。

• 2つの霊廟で追加で得られる確定ブローチ2個のうち1個が確定アンクに変わる
• 第7霊廟～第9霊廟でブローチの破片 5 個が出なくなる

この変更でアイテム出現率がどのように変わるのか調べようと思って、まずは 3.2 の時のアイテム出現数を集計してみました。
バージョン3.3が終わったら集計して、比較してみようかと考えています。

■集計対象と結果

集計の対象となったのはバージョン 3.2 期間で拾った以下の秘宝と確定ブローチです。

• 黄金の秘宝？(第1～6霊廟) 360 個
• 大きな黄金の秘宝？(第7～9霊廟) 189 個
• 黄金のブローチ？(ランダムで2霊廟) 123個

それぞれの中身毎に集計すると以下のようになります。




■黄金の秘宝？(第1～6霊廟)について

獲得したアイテム数を円グラフにすると以下のようになります。
大体 5 個に 1 個はブローチになる感じですね。



思ったよりバステトが出ていない感じです。

■大きな黄金の秘宝？(第7～9霊廟)について

獲得したアイテム数を円グラフにすると以下のようになります。
大体 3 個のうち 2 個はブローチもしくはアンクになる感じですね。




なお、アンクの出現個数は少ないので、円グラフでは全アンクをまとめて一つの項目にしています。

■黄金のブローチ？(ランダムで2霊廟)について

バステトが結構多めに出ているようです。




■各種ブローチの出現率に差はあるのか？

上の3つのグラフで、それぞれ獲得数の多いブローチは少ないブローチの倍ぐらいの獲得数となる結果になっています。

• 第1～6霊廟: セト 16 個、バステト 6 個
• 第7～9霊廟: イシス 24 個、セルケト 13 個
• 確定ブローチ: バステト 30 個、セト 14 個

この数字だけみるとブローチの獲得確率に差が設定されているように思えるのですが、実際のところどうなのでしょうか？

計算内容は省略しますが、確率に差があるのかどうか集計データを計算してみました。

その結果としては、この集計データでの範囲では、獲得個数に偏った結果が出てはいるものの、それは出現確率の差であるものとまでは言えず、乱数の偏りの範疇ではないかと言えそうです。

そう考える理由は以下の2つです。

• 各ブローチ獲得の確率が同じという仮説をこのデータでは棄却できない。
• 意図的にブローチの獲得確率に差を付けていたとして、黄金の秘宝？、大きな黄金の秘宝？、黄金のブローチ？でそれぞれ異なるブローチの出現率を高くする合理的理由がない。

少なくとも、確率に差があること統計的に示すにはさらに集計データ数を増やす必要があるのですが、データ数を増やすとなると厳しいです。
週課コンテンツである以上、データ数を増やす＝キャラ数を増やすということなので、これ以上のデータを集めるのはかなり厳しい感じです。

■まとめ

まとめると以下のようになります。

• 黄金の秘宝がブローチになるのは5個のうち1個ぐらい
• 大きな黄金の秘宝がブローチもしくはアンクになるのは3個のうち2個ぐらい
• 各ブローチで出現個数に結構差が出てきているように思えるが、計算してみると乱数の偏りの範疇を超えていない。

残念ながら情報としてはあまり価値のある集計結果は得られてないのですが、ご参考まで。

これまでの王家のおでかけ迷宮のデータを集計してみました。
あわせて、どちらの大臣を選ぶと得かなどの考察もしてみました。

60回分の集計となります。

■大臣の出現割合

それぞれの大臣の出現した回数を集計しました。
箱○倍が出る割合は他より少なめですが、各種の箱確定は同じぐらいの割合で出ているようです。天箱が特別レアということはなさそうです。



ちなみに上の表を円グラフにするとこんな感じです。



■箱の出現割合

各箱の出現割合を調べてみました。アンルシア姫が発見した箱のうち、大臣効果で確定した箱を除いたものを集計したものです。
集計の対象となった箱は 352 個です。



天箱が出てくる割合は 3% を割っています。確率としてはかなりレアのようです。
大臣の効果で確定しなかった箱は一定の確率でランダムに種類が決まると仮定した上で、
実際の天箱の出現確率を推定すると、天箱のランダム出現確率は 1.17% ～ 4.80% の範囲にあると推定されるようです。
(95%信頼区間を求めたものです)

ちなみに上の表を円グラフにするとこんな感じです。




■一回のプレイで獲得できる箱数

一回のプレイでアンルシア姫が持ち帰る箱の数を集計しました。
箱2倍、箱3倍の効果を選んだときは集計の対象から外しています。



一回で持ち帰る数は 6 個のケースが最も多いです。
平均すると 6.6 個になります。

■箱獲得期待値

まだまだ集計数が少ない感じがしますが、現在の集計結果から計算される割合をそのまま確率であると仮定して期待値を計算してみます。

また、各箱の獲得個数は以下のように決定されるものと仮定して計算します。

箱確定の効果を選んだ場合:

1.  ランダムで箱の数が決定する
2.  大臣の効果で指定した個数の箱の種類が確定する
3.  未確定のものは選んだ大臣の効果に関係なく一定の確率で一つずつランダムで種類を判定する

箱○倍の効果を選んだ場合:

1.  ランダムで箱の数が決定する
2.  その数を2倍もしくは3倍にする
3.  選んだ大臣の効果に関係なく一定の確率で一つずつランダムで種類を判定する

この条件でランダムで決定すると仮定した箱の出現個数の期待値を大臣効果と箱の種類ごとに計算したものがこの表になります。




例えば金箱 3 個確定の大臣を選んだ場合の期待値は、この表の3個確定の行を参照します。
天箱の期待値は表の値のまま 0.09 個です。金箱の場合は確定の 3 個に表記載の 0.39 個のランダム抽選を足すことで期待値が 3.39 個だということになります。

箱○倍効果の場合は表の値がそのまま期待値となります。箱3倍の効果を選んだ場合、竜箱獲得の期待値は表の値のまま 1.02 個だということになります。

この計算結果をもとに、２人の大臣のどちらを選べばよいのかを考えてみます。

■どちらの大臣効果を選ぶと得なのか

2つの大臣効果とも箱確定の効果であれば、より欲しい箱が確定する大臣を選べば良いので特に悩むようなケースはないように思います。

なので、箱確定と箱○倍が並んだときどちらを選ぶと得かについて考えてみます。

case1: 天箱確定と箱○倍の場合

天箱確定の場合は、考えるまでもなく天箱確定です。箱3倍の効果を選んでも天箱獲得数の期待値は上の表から 0.5 個程度と考えられます。天箱確定個数がたとえ1個であっても計算上は天箱確定の方が得です。

case2: 竜箱確定と箱○倍の場合

竜箱確定と箱○倍の場合はどうなるでしょうか。

まずは、竜箱5個確定と箱2倍を比較してみます。

• 箱2倍の効果選択時の期待値: 天箱 0.34 個 竜箱 0.68 個
• 竜箱5個確定効果選択時の期待値 : 天箱 0.04 個 竜箱 5.08 個

つまり、竜箱5個確定効果を選択した場合、箱2倍効果を選択したときと比べて、天箱の期待値が0.3個が減る代わりに竜箱の期待値が4.4個増える訳です。

「天箱 0.3 個の価値 > 竜箱の 4.4 個の価値」と考えるならば箱2倍の効果を選んだ方が得、さもなくば竜箱5個確定の効果を選んだ方が得だという計算になります。

竜箱確定と箱○倍の組み合わせ 6 通りでそれぞれ考えてみると、大雑把に言うと、竜箱○個確定と箱○倍の大臣の2択になった場合にどちらが得かは以下のように天箱が竜箱何個分の価値だと考えるかによって変わるかと思います。

天箱1個と竜箱5個の二択なら竜箱5個を選ぶ人:  常に竜箱確定を選ぶと得
天箱1個と竜箱15個の二択でも天箱1個を選ぶ人: 常に箱○倍を選ぶと得
どちらにも該当しない人: 竜箱と箱○倍のどちらが得かは場合による

個人的には竜箱の確定数に関係なく箱3倍と竜箱確定なら箱3倍、箱2倍と竜箱確定ならば竜箱確定を選びます。

■輝き消費減と輝き増加のどちらが得か

続いて、輝き消費減と輝き増加について考えてみます。
ジェムを使っても箱をお持ち帰りしたいという場合、輝き消費減と輝き増加のどちらを選ぶべきなのでしょうか。

箱全ての消費減と輝き増加の場合を考えてみます。

ここでは、効果を一つだけ選ぶ場合についてのみ考えます。
ジェムぶっぱ出来る人は何も考えずに、好きなだけジェムを投入すれば良いので複数の効果を選ぶ場合は今回は考えません。

輝きの初期値は 150 です。
ここで消費 40% 減を選ぶと、輝きが 150 / (1 - 0.4) = 250 相当になると考えることが出来ます。同様に 50% 減、60% 減も計算して、輝き増を選んだ場合と並べると以下のようになります。



右にある効果ほど選べば得するという計算になります。

輝き消費減の効果目当ての箱の輝き消費が減るとは限らないので、普通は輝き増加を選ぶ方が得なのですが、全箱の消費減-60% が来た場合は消費減を選ぶのが得といえそうです。

■まとめ

まとめると以下のようになります。

• ランダムで天箱が来る確率は低いので、基本的に大臣の効果に期待するのがよさそう。
• 竜箱確定の大臣と箱○倍の大臣の選択は悩ましいラインにありそう。
  「天箱1個の価値>竜箱15個の価値」という価値観の人は、箱○倍を選んでランダム抽選数を増やすほうがよさげ。
• 輝き消費60%減の効果は大きい

まだデータが少ないので今後もこの方針で行けると断言できるほどではないのですが、まずは現時点のデータで考察してみました。